静岡県博物館協会
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報化社会のなかの博物館の重要性
静岡県博物館協会会長
宮治 昭(静岡県立美術館館長)
人間は自然環境と歴史文化のなかで生きています。ユネスコの世界遺産も自然と歴史の分野がありますが、地球に生きるわれわれは、21世紀に入って、ようやく自然環境と歴史遺産の重要性に気づき始めました。それは自然や文化財の破壊を目の当たりにした“滅び”の意識と背中合わせになっているからではないでしょうか。
博物館協会には動植物園や美術館を含む様々な形態の博物館が含まれすが、実際のモノを扱っている点で共通しています。われわれ博物館の役割は、高度の情報化社会に生きる現代人にとって、今後ますます重要性をおびると思います。というのも、モノは人間の感性や知性と深くかかわっており、情報化社会は現実のモノの世界からどんどん乖離し、人間の本来持つ感性が大きく損なわれる危険性があるからです。
情報は便利ですし、現代社会に不可欠なものとなっていることは確かです。その反面、心身をもつ人間は五官の働きに根づいた、直接モノの世界に触れることに大きな喜びを感じます。人間の原点といってもよいでしょう。
博物館はその意味で、モノの世界に皆さんを招待し、感性・知性をリフレッシュしてもらう場であります。とはいえ、博物館を取り巻く状況は必ずしもよいとはいえません。入場者数や予算、維持管理の問題、社会との対応、学芸員の仕事の多様化等々、多くの問題を抱えているのも事実です。しかし、静岡県にはたくさんの多様な博物館がありますので、相互に情報を交換し、それぞれの苦心、工夫を提供しあうことで、より魅力ある博物館へとグレイドアップすることができると思います。

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地域セミナー 4事業に決定
静岡県博物館協会では昨年度より新事業として、「地域セミナー」をはじめました。これは、加盟館園の事業に対して、静岡県博物館協会が共催し、運営経費の一部を負担するものです。博物館活動を地域に紹介し、また地域との連携を強化することにより、博物館と地域とのいっそうの融合、協調を進め、地域文化の発展、向上に寄与することを目的としています。今年は、年度前半の事業にも適用できるよう3月から募集を始めました。4館園より応募がありましたが、6月の役員会による審査の結果、経費負担額に差がありますが、下記4館すべての事業が採用されました。選考にあたっては、長年の博物館活動の実績を紹介することなど、地域に対しての積極的なピーアール姿勢が評価されました。

平成18年度「地域セミナー」採用事業
奇石博物館ほか(富士山ネットワーク)「第5回夏休み発見・体験レポートコンテスト」7月〜9月
(財)駿府博物館「開館35周年記念特別展『日本ガラス工芸の巨匠 岩田藤七・久利の世界』」8月4日〜9月17日
静岡市立登呂博物館「第34回特別展『登呂ムラの出現―静岡・清水平野の中の登呂遺跡―』に伴う講演会」11月3日
新居関所史料館「関所史料館30周年記念事業 記念講演会」11月3日

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平成18年度 静岡県博物館協会総会 ─ 議事抄録─
日時 :平成18年6月27日(火)15:00〜16:30
会場 :静岡県立美術館講座室
1.開会
出席は26館園、委任状39館園、計65館園で、協会加盟75館園の過半数に達したため、協会規約15条により総会は成立した。

2.会長あいさつ
(東海大学海洋科学博物館館長 西源二郎)

3.議事
(1) 役員改選
別表のとおり、新役員が承認された。宮治新会長就任あいさつ後、議長となり議事進行が行われた。
(2) 平成17年度事業実績および決算報告
事務局からの報告により原案どおり承認された。
(3) 平成18年度事業計画および予算案
事務局から原案が提出され可決された。事業の主な項目は次のとおり。

博物館園の災害時における対策研究・地域セミナーの開催
研修会の実施 ・静岡県博物館協会会報(No.57・No.58)の発行
静岡県博物館協会研究紀要第30号の刊行
静岡県立美術館協会ホームページの保守・運営
東海地区博物館連絡協議会総会への参加(平成17年7月14日)

4.閉会

閉会後、情報交換会が行われた。最近の取り組みなど各館園の近況報告により、有益な情報交換の場となった。

静岡県博物館協会役員名簿(任期:平成18年6月27日から平成20年6月26日まで)
会長 静岡県立美術館長 宮治  昭
副会長 東海大学海洋科学博物館長 西 源二郎
  浜松市美術館長 材木  定
理事 下田海中水族館総支配人 児玉 正志
  熱川バナナワニ園長 木村  智
  MOA美術館総務課長 高見 輝宏
  三島市郷土資料館長 水谷 盛彦
  佐野美術館理事長 峰田  武
  富士美術館長 小山  満
  駿府博物館長 鈴掛 純也
  久能山東照宮博物館長 落合 偉州
  静岡市立登呂博物館長 浅井喜代志
  常葉美術館長 日比野秀男
  浜松市博物館長 永田 武彦
監事 静岡アートギャラリー館長 浅岡 公江

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富士山ネットワーク主催の「夏休み発見・体験レポートコンテスト」について
富士山ネットワーク加盟館 奇石博物館
北垣俊明
富士山ネットワークは、富士山の周辺に設置された「富士美術館」「奇石博物館」「富士市立博物館」 「富士サファリパーク」「裾野市立富士山資料館」「富士山御胎内清宏園」の6館園が、市町村、運営母体、対象分野の壁を取り払い、博物館園施設として利用者に供するサービスを向上させることと、効果的なPRを実現させるため、平成7年に立ち上げられた博物館ネットワークです。富士山ネットワークの主な活動としては、ほぼ毎月会場持ちまわりで担当者会議を開き、情報交換等を行っています。さらに隔年で、各館園長に集っていただき建設的な話し合いの場「館園長会議」も実施しています。また、主な事業としては、各館園より供出した負担金によって、近年ではPR用の周辺案内地図「ぐるりんマップ」の印刷・配布や、「夏休み発見・体験レポートコンテスト」などを実施しています。
富士山ネットワークに加盟する6館園が主催する「夏休み発見・体験レポートコンテスト」は、今年5回目を迎えます。この事業は、富士山ネットワークの各館園にて、夏休み期間中に実施している、特別・企画展、催事・体験イベントを通した「夏休み発見・体験レポート」を募集し、そのレポート作品のコンテストを開催するものです。応募資格は、全国の小学校1年生〜6年生に在学している児童です。レポート作品の課題は、各館園夏期企画・催事の体験を通した絵日記・感想文・自由研究・工作などです。富士山ネットワーク加盟館園に郵送か持参いただいたレポート作品は、9月初旬に厳正な審査を行い、入賞作品の表彰式と展示発表会を、御殿場市にある国立中央青少年交流の家が実施する同フェスティバル会場にて毎年秋に行っています(今年は、10月14日に行います。)
 
例年、「夏休み発見・体験レポートコンテスト」は、A5版サイズのPRチラシを印刷し、周辺施設に設置していただいたり、各館園がある市町村(富士市、富士宮市、御殿場市、裾野市、小山町、富士川町、芝川町)の各教育委員会に後援いただき、管内の小学校全校児童に配布し広報しています。
なお、今年は、静岡県博物館協会が主催する「地域セミナー」事業に応募いたしましたところ、採用されましたのでその助成金によってこの事業費の一部を賄わさせていただくことができました。この場をお借りして御礼申しあげます。

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開館40周年を迎えた佐野美術館


研究紀要第30号の原稿を下記のとおり募集します。寄稿希望の方は、協会事務局へご連絡ください。 ご寄稿お待ちしています。


1.内  容
各館園職員が日ごろ従事している職務(展示・調査研究・保存・教育普及・その他)に関する報告・事例紹介・論文(専門分野に関するものに限りません。学芸職員以外の投稿も大歓迎)

2.原稿分量
本文=400字詰原稿用紙に換算して10枚以上、写真・図表等※メール・フロッピーでの入稿を歓迎します。

3.発行予定
平成19年3月末

4.原稿締切
平成19年1月末

5.申込締切
平成18年11月末
     

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