平成19年度静岡県博物館協会総会 ─ 議事抄録─
日時
:平成19年5月29日(火)15:00〜16:30
会場
:静岡県立美術館講座室
1. 開会
出席は31館園、委任状39館園、計70館園で、協会加盟70館園の過半数に達したため、協会規約15条により総会は成立した。
2. 会長あいさつ
(静岡県立美術館館長 宮治 昭)
3.議事
(1)
平成18年度事業実績および決算報告
事務局からの報告により原案どおり承認された。
(2)
平成19年度事業計画および予算案
事務局から原案が提出され可決された。 事業の主な項目は次のとおり。
・地域セミナーの開催
・研修会・講習会の開催
・講演会等の共催、後援
・静岡県博物館協会会報 (No.59・No.60) の発行
・静岡県博物館協会研究紀要 第31号の刊行
・静岡県立美術館協会ホームページの保守・運営
・東海地区博物館連絡協議会総会への参加 (平成19年7月25日)
(3)
その他
フェルケール博物館の西野館長より、(1)協会加盟館園の間で共通フリーパスのような制度が導入できないか。 (2)新公益法人制度に向けて情報が共有できる場ができないか。 というご提案があり、意見交換がおこなわれた。
引き続き、事業推進グループあるいは事務局で検討することとなった。
4.閉会
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地域セミナー 3事業に決定
地域セミナーは、加盟館園の事業に対して、静岡県博物館協会が共催し、経費の一部を負担するものです。 博物館活動を地域に紹介し、また地域との連携を強化することにより、博物館と地域との一層の融合・協調を進め、地域文化の発展・向上に寄与することを目的としています。今年度は、平成19年6月から平成20年5月に実施する活動を対象に募集し、3館から応募がありました。 6月の役員会による審査の結果、3事業とも採用となりました。
平成19年度 「地域セミナー」 採用事業
・
磐田市香りの博物館 「香道入門体験講座 (御家流)」平成20年3月
・
富士市立博物館ほか富士山ネットワーク 「富士山ネットワークPRイベント事業」
平成19年6月24日、10月13日、平成20年3月30日
・
(財)駿府博物館 「特別展 没後20年 宮永岳彦油彩画展」 講演会 平成19年8月18日
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東海地区博物館連絡協議会
愛知県、山梨県、神奈川県、岐阜県、静岡県の県博物館協会で組織する東海地区博物館連絡協議会の理事会・総会が、去る7月25日(水)に開催されました。
【理事会】
理事会は25日午前11時15分から、静岡県立美術館において、日本博物館協会専務理事を来賓に迎え、協議会の理事12名、 監事2名、事務局5名の計20名で開催されました。 今年度当番県となった静岡県博物館協会長の宮治昭が協議会の会長を兼務することから、 宮治会長が議長を務め、次の議題について審議しました。
1.
東海地区博物館連絡協議会会則の改正
2.
平成19年度監事の選任
3.
平成18年度事業報告及び決算報告
4.
平成19年度事業計画及び予算案
5.
平成19年度表彰
6.
平成20年度開催県
7.
その他
このうち、5の表彰は、各県博物館協会から被候補者の推薦がなく、該当者がありませんでした。 また、6の来年度開催県については、持ち回り順により愛知県と決定されました。
【総会】
総会は、同日午後1時30分から2時30分まで静岡県立美術館の講堂において、計61名の会員各位の御参加をいただき盛大に開催されました。
宮治会長の挨拶の後、日本博物館協会専務理事・久保庭信一氏と、静岡県教育長・遠藤亮平氏より祝辞を頂戴し、 議事を行いました。 午後2時45分から4時05分まで、「富士山の信仰と文化」 と題して、渡邉新氏 (富士山本宮浅間大社宮司・静岡県文化財保存協会会長・NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議顧問) に御講演いただきました。 その後、静岡県立美術館で開催中の 「NHK日曜美術館30年展」 の観覧を行いました。
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事業推進グループ
新しい事業推進グループが発足しました。
事業推進グループは、博物館協会の事業を円滑に進めるとともに、博物館事業の種々の研究を行うためのグループです。 平成17年度に結成され、最初の任期2年を終了しましたので、平成19年度から21年度までの新たな2年間を、 次の皆様にお願いしました。
また、このグループの研究部会として、新公益法人制度研究会も発足しました。
静岡県博物館事業推進グループ名簿
(任期:平成20年度まで)
上原仏教美術館
…田島整(学芸員)
佐野美術館
…牧野あき沙(広報グループ)
三島市郷土資料館
…鈴木隆幸(学芸員)
富士市立博物館
…井上卓哉(学芸員)
東海大学海洋科学博物館
…石橋忠信(学芸員)
静岡市立登呂博物館
…長谷川秀厚(学芸員)
フェルケール博物館
…西野和豊 (館長) ※新公益法人制度研究会部会長
藤枝市郷土博物館
…椿原靖弘(学芸員)
常葉美術館
…日比野秀男(館長) ※事業推進グループ長
浜松市美術館
…田中健之(指導主事)
文化財を守る会
…中井喜子
(事務局・堀切正人)
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広域合併と浜松市博物館群
浜松市博物館は、1958年に開館した浜松市立郷土博物館を前身とする、公設の歴史系博物館です。 以来半世紀の歴史がありますが、一貫して浜松市を中心とする静岡県西部地域の郷土史にかかわる諸資料を収集し、 みなさまにご紹介してきました。 大きく事情が変わったのは2005年7月で、静岡県西部十二市町村の広域合併によって各市町村に所在した郷土資料館を合わせ、 14館からなる歴史系広域博物館群を構成することになりました。
広域合併により、新浜松市域は各時代の特色ある文化景観の宝庫となりました。 いくつかを例示します。
(1)
浜北人・三ヶ日人をはじめ、化石人骨やナウマンゾウ・ワニなどの化石の宝庫となりました。
(2)
市域からこれまでに24点の銅鐸が出土、出土地点数では全国最多。
(3)
市内に南北朝〜戦国・江戸時代の城館が百か所以上。 山城から水城まで多様な野外城郭博物館が展開。
(4)
北遠をはじめとする伝統ある民俗芸能の宝庫。 祭礼で、360日分のカレンダーを作ることが可能。
(5)
市内総延長千キロの歴史街道。 東海道・姫街道の旧道や松並木、宿場と今切。 秋葉街道と灯篭など。
(6)
日本洋紙生産発祥の地、市域にあった鉱山。 水系に形式の異なるダムなど、 豊富な近代化遺産。
(7)
国公立の博物館・諸施設、民間の美術館・画廊、工場見学など160を超す 「まちかど博物館」 が共存。
これらの歴史景観を精査し、新浜松市広域博物館群を拠点として、地域のステータスとするのが、当館の新たな役割です。 政令市となった浜松市は7区に分かれましたが、幸い当博物館群はそのほとんどの区に拠点をもっています。 それぞれの地域が育んできた文化財や歴史景観を顕彰し、 地域の人びととともに継承していくには、もっとも都合の良いポジションにいると自負していますし、また責任を負ったと考えます。
各区の歴史遺産は、将来の各区の個性ある発展にもじゅうぶんに役立つものと思います。
広域になった市域では、活動地域を多重構造でとらえます。 本館の階層を例示します。
対
象
ゾーン
歴史資産としての景観
域内の施設・要協働団体
狭
域
蜆塚地区ゾーン
蜆塚遺跡・蜆塚旧集落・大鱸谷・家康の散歩道・佐鳴湖と周辺
博物館・蜆塚自治会・小中学校・公民館等・里山楽校等・商店街・新聞店
中
域
浜松中区・東区ゾーン
引馬城・伊場遺跡・三方原台地・天竜川平野・旧東海道・浜松城
犀ケ崖資料館・賀茂記念館・美術館・区役所・寺社と森・馬込川・観光諸団体
広
域
新浜松市広域ゾーン
浜名湖・今切・姫街道・天竜川・銅鉱山跡・天竜美林・民俗芸能
広域博物館群・市内官民展示施設・鉄道・佐久間ダム・企画課・放送局・大学等
交
流
三遠南信ゾーン
天竜川・豊川水系・中央構造線・南アルプス・山城・民俗芸能
飯田市・新城市・豊川市・豊橋市・湖西市・磐田市・袋井市・諸大学・諸団体
※狭域については各施設、 中域については区ごとにゾーンを検討・構成したいと考えます。
課題はつきないのですが、 たいへん可能性のあるフィールドを得て、 将来を展望したいところです。
(浜松市博物館・太田好治)
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浜松市歴史系広域博物館郡