センス・オブ・ワンダー :感覚で味わう美術
五感による作品鑑賞の楽しみをコンセプトとする展覧会です。多くの芸術作品は視覚による鑑賞を基本とします。本展では、視覚以外の感覚器官(触れる、聴く、嗅 ぐ、味わう)に直接働きかけたり、また過去に経験した感覚の記憶を呼び覚ますことや、未経験の事柄を五感で想像することによって、作品の素材、モティーフや主題をより深く味わう鑑賞へと誘います。 作家で海洋生物学者のレイチェル・カーソンは、「センス・オブ・ワンダー(=神秘さや不思議さに目を見はる感性)」によって自然を発見する喜びを、同名のベストセラーで綴りました。インターネットとデジタルメディアの普及に伴い、現代では気軽かつ身近に芸術体験ができるようになりました。逆に本展は、人間がもつ感覚によって、古い西洋画から最新の美術作品まで、静岡県立美術館の多様性に富むコレクションを、楽しみながら現実に感じていただくことを目指します。
*2021年. レイチェル・カーソン著、上遠恵子訳『センス・オブ・ワンダー』新潮社(新潮文庫)を参照しました。
*会期中、一部展示替えがあります。
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